2016年夏期号  ▽ 都立青山高校・新宿高校の今年度の入試概況 ▲

23区内の都立高校の人気ベスト1位、2位の高校です。実際に高校に行って説明会などに参加すると、なるほどと人気がある理由がわかります。この辺りは肌で感じ取るのが一番良いですから、受検を考えている方は早いうちに高校に行ってみると良いでしょう。入試説明会、文化祭等訪問できる機会はたくさんあります。

今回はこの二つの高校の今年度の推薦入試、一般入試の概況を説明しますので、参考にしていただきたいと思います。

 

推薦入試

青山高校男子 7.21倍、女子9.62倍  新宿高校男女 6.34倍

 

青山高校女子は125人受けて13人の合格です。10人に1人ですから、すごい倍率です。新宿高校は男女別ではなく、男女合わせて32名の募集です。合格者のうち26名が女子で残り6名が男子でした。女子の方が内申が良いのでこういう結果になるのはわかります。ちなみに受検者の内申点の平均ですが、9教科素点45点満点で、青山男子42点、青山女子43点、新宿41.6点でした。青山女子は4が2つであとは全部5、さすが人気校です。

選抜方法ですが、新宿高校の場合内申点450点、集団討論・個人面接180点、小論文270点の計900点満点で行われます。今年度の受検者の平均点は内申416点、集団討論・個人面接120点、小論文102点でした。受検生は集団討論・個人面接が気になるところでしょうが、結果的には点差はあまりありませんでした。大きく差が付いたのは小論文で、ここで合否が決まると言っても良いでしょう。青山高校の場合も同様です。

小論文の内容ですが、青山高校の場合は理科と社会を合わせて50分です。短時間で読解する力が必要です。問題は資料やグラフから読み取るのが主な内容ですが、主観を交えず客観的に答案を作成し、相手に伝えることが出来るようにしなければなりません。

 

 

一般入試

青山高校男子 2.14倍、女子2.11倍  新宿高校男女 1.91倍

受検者平均点

国語

数学

英語

社会

理科

青山 男子

74.1

59.2

69.8

80.1

75.6

青山 女子

75.2

52.6

72.0

77.9

72.4

新宿

69.2

55.0

63.2

77.8

73.0

国語・数学・英語は自校作成ですので、都立の一般入試と比較すると難しくなっています。記述の問題が多いですから、過去問等で練習を積んでおく必要があります。記述問題の採点については、なるべく点数を与えようという方針が基本にあるように感じました。ですから、わからなくてもとにかく書くのが良いようです。数学でいえば、途中の段階で部分点を与えるということですから、最後の正解に達していなくても書いておくのが良いでしょう。途中の過程については約分していなくても、有理化していなくても良く、また途中の過程がまったく無くて正解だけでも部分点をくれるということでした。

合格基準点は公表していませんが、大体平均点かそれより少し下、ということでした。とても参考になります。過去問演習ではその得点をクリアすることを目標にしましょう。

※「受検」という言葉に違和感を感じたかもしれませんが、都立の場合は検定試験なので受検という言い方をします。都立高校以外は受験です。