2015年夏期号  ▽ 高校入試問題に挑戦! ▲

まずは漢字の問題です。試してみましょう。

一、次の下線を付けた漢字の読みがなを書きなさい。
1、式がかに挙行された。                   98.6%(96.8%)

2、歴史をって考える。                          91.3%(89.0%)
3、森林を濫伐してはならない。            65.0%(57.6%)
4、辛辣な批評を受ける。                      66.8%(60.5%)
5、戴冠式に出席する。                          27.4%(24.6%)

二、次の各文の下線を付けたかたかなの部分に当たる漢字を楷書で書きなさい。
1、機嫌をソコねる。                             90.3%(88.5%)
2、立てフダを読む。                             96.8%(93.9%)
3、子供にはトウイ錠が飲みやすい。     10.1%( 7.5%)
4、ボクヨウ犬を飼う。                         15.1%(14.1%)
5、湖畔のホテルにトウシュクする。      4.1%( 3.7%)

これは、都立青山高校の2015年度入試での問題と正解率です。左側の数字が合格者、( )内の数字が全受験者の平均です。こうして平均値で見ると、合否は紙一重の差であることがよくわかります。正解率の一番低かった二の5「投宿」が書けたのは僅か3.7%だったということですが、その人数は全受験者590名のうち22名に相当します。そして、合格者総数291名中の4.1%に当たる12名をそこから引くと、「投宿」を正答した22名のうち10名が不合格になっていることになります。
このように、競争率が2倍ということは、どんな難問が解けても、その半分近くが落ちることもあるということです。1点、2点が明暗を分ける入試では、小さなミスをしないことが肝要です。正解率が90%を超えるようなサービス問題を落としていてはいけません。

解答 一、1、おごそ  2、さかのぼ 3、らんばつ 4、しんらつ 5、たいかん
二、1、損    2、札    3、糖衣   4、牧羊   5、投宿

次は、同じく今年の都立青山高校の英語の問題二番の英文に注の付いた単語の一覧です。意味のわかる単語は幾つあるでしょうか。

impact,  high-protein,  factory farm,  methane,  effect,  amount,  liter,  pollute,  organic,  vitro,  Holland,  muscle,  tissue,  stem cell,  fat,  food chain,  soybean,  seriously

都立入試は、50分間で、リスニングに10分取られ、英作文に10分かけるとすると、残り30分で長文2題を解く計算になります。しかも、自校作成校の長文は、一般の都立の問題の倍近くもある1000語前後もあります。これらの単語は指導要領外ということで注が付けられたものですが、文章を読みながら、注の単語に一つひとつ当たっていては、時間がかかり過ぎて、とても読み終えることはできません。ですから、ほとんどの注は読まなくてもわかっている状態を作っておくのが理想です。
ゆとり教育時代に中学必修英単語は900語まで減りましたが、現在では1200語に増えています。それでもまだまだ足りません。館山塾では、中学3年間の単語テストで扱う単語だけで1200語を超えています。それ以外に、熟語テスト・復習テスト・長文テスト・講習教材・過去問演習等で、上位クラスでは2000語のチェックを行っています。

impact:影響,  high-protein:高タンパクの,  factory farm:工場方式で運営される農場,  methane:メタンガス,  effect:効果,  amount:量,  liter:リットル,  pollute:汚染する,  organic:有機飼育の,  vitro:試験管,  Holland:オランダ,  muscle:筋肉,  tissue:組織,  stem cell:幹細胞,  fat:脂肪,  food chain:食物連鎖,  soybean:大豆,  seriously:真剣に

先日、生徒の黙読スピードを計ったところ、中3B、高1B、高2B、高3Cクラスでは、いずれも全員が一分間に100~200語程度でした。内容は中1用の教材で簡単な文章でしたから、実際の入試ではもう少し遅くなるでしょうが、易しい英文なら100wpm(毎分100語)は下位クラスでも全員がクリアしていたのは収穫でした。目標は黙読300wpm、音読200wpmです。
読むスピードを決定するのは、第一に単語力です。知らない単語が出てきたら、当然「あれ、これ何だっけ」と無意識のうちに読みは中断されます。知らない単語をそのまま読み飛ばしているだけでは、そのうち何の話かわからなくなってしまいますから、読んだことになりません。英語力の基盤に単語力があるという、この当たり前のことを再認識する必要のある人がまだまだいます。
毎週の漢字テスト、英単語テストでは、常に満点を目指しましょう。
(文中の入試関連資料は塾対象高校説明会の説明・配布物に基づきます。)