2009年第Ⅱ期号 ▲▽ ル ー チ ン ワ ー ク ▽▲

2009年 第Ⅱ期号

 

▲▽ ル ー チ ン ワ ー ク ▽▲

熊倉幹男

 

「イチローはなぜ同じ毎日を繰り返しているのに未来をつくれるのだろうか。」

 

NTT東日本の宣伝コピーです。テレビの画面にはイチロー選手がストレッチをしている場面が映っていました。イチロー選手については今更説明はいらないでしょう。日本の誇り、世界のイチロー選手ですね。さて、この宣伝コピーを我々への良いアドバイスとして受け止め、未来をつくるヒントをいただきましょう。

 

一つは、日々の努力の大切さです。当たり前すぎますが。イチロー選手は「同じ毎日」を繰り返している、ということです。野球はあまり詳しくないので、ゴルフの話しにしてしまって恐縮ですが、世界のトップレベルに到達したことのある中嶋常幸選手は、「我々プロは毎日基本の反復練習に徹しています。アマチュアの方の練習を見ていると、難しいショットの練習が多いような気がしますね。」と言っていました。地道な練習の繰り返しを続けられる人だけが一流に慣れるということでしょう。イチロー選手も地道な練習を繰り返していたのでしょう。さて、皆さんにとっての地道な練習とは何でしょうか、具体的に考えてみましょう。

 

もう一つはルーチンワークの威力です。ルーチンワークを調べてみると、「日々決まって行う業務のこと」と書いてありますが、ちょっと、ちょっと、そんなに簡単にすまさないで下さい、というくらい大事なものだと思います。イチロー選手のルーチンワークは、朝起きて散歩を10分、ストレッチを1時間、球場についたら、バットのグリップを10分、(勝手に想像で書いています)、…、といつも同じ行動をとると思います。事前に決めたメニューをこなしていくだけですから、「何をどうしよう」とか「あれ忘れちゃった」とか、考えたり迷ったりする余地はありません。ですから毎日必ず行わなければならない、と言いますか、行うことができるのです。

 

皆さんは何かルーチンワークはありますか。朝起きて、顔を洗って、ご飯を食べて、…、も立派なルーチンワークですが、勉強においてのルーチンワークはありますか。例えば、机に座ったらまず返されたテストを見直して悔しがることから始めるとか、寝る前に次の日の教科書をカバンに入れる(これだけでも立派なルーチンワークですが、毎日実行していれば)とき、教科書をペラペラっとめくって次の日の授業のところをサッと目を通しておくとか。こういうルーチンワークを作ると一番良い点は、何をしたら良いか考えずにすぐに行動ができるということです。そしてこれが習慣となりますと、すごい威力は発揮し、きっとあなたの未来をつくることができると思います。早速、自分のルーチンワークを作ってみましょう。